妖精図書館シリーズが遂に完結。ラウルのその後の情報をまとめです。
「砂漠の狼王」 真のアラハギーロ王国会議室 本棚
『砂漠の狼王』という本だ。かつて アラハギーロ王国には 砂漠の狼王と呼ばれる名君がいた。
剣術に秀で 学問への深い知識を持ち 民からも慕われた 王であったが なぜか 生涯 妻をめとることはしなかった
ある時から狼王は弟に王座をゆずり 各地を旅して 誰かを訪ね歩いたり 密林に残る遺跡に こもるようになった。
その姿はまるで 熱に浮かされ なにかに 焦がれるようだったという
偽りのジャイラ密林 さびた剣と短剣の側の手帳
アストルティア☆探検手帳
キミと 世界中の宝を 手に入れる旅に出て 長い年月が経った。
アストルティアを めぐりつくし ふたりの名は トレジャーハンターとして 世界中に知れ渡った。
だというのに キミは まだ飽き足らない様子で 次は どんなお宝を手に入れる? なんてしわくちゃの顔で ほほえんでいる。
きっとキミは知らないだろう。 世界で いちばんの宝は いつだって 俺の隣で 笑っていてくれることを。
真のジャイラ密林 しかばねの側の手帳
夜の神殿☆探検手帳
キミを探しつづけて 長い年月が過ぎた。 結局 最期に導かれるように この場所へと 来てしまったようだ。
二度と会うことのないまま この地で果てるのは 運命なのだろうな。
空には 大きな月が浮かんでいる。 あれを見上げるたびに いつも思っていた。 キミは 幸せになれただろうか?
キミがくれた未来に キミの姿はなかった。永遠のままの約束が 胸を焼いた。それでも・・・・・・
俺は キミに救われた人生を誇ろう。俺だけに価値のある ただひとつの光を 追い求めた この一生が・・・・・・
・・・・・・どれほど 幸せであったか キミなら わかってくれるだろう。